風を止めるな!
つくば風車訴訟 過失7割に憤慨 市側上告 by asahi.com
つくばの風車損賠訴訟:高裁判決、つくば市過失7割 「意外、承服できない」 /茨城 by 毎日jp
これ、風力発電が回らず、住民からの声をきっかけに、市と提供した早稲田大学の間で訴訟になっている問題です。2006年から続いてるんです。
経緯を簡単に説明すると、つくば市が、04年度から3カ年計画で市内の小・中学校全52校に小型風車75基を設置するという「まほろば事業」を計画、実行したんです。そして、04年度は約3億円かけて、市内小・中学校19校に計23基の風車を設置しました。が、実際かどうして見ると、見込んでいた電力量の0.002%しかない発電されていないことが発覚。それで、市民団体が、当時の市長らに、事業費約3億円の弁済を求める監査請求を起こしたのがきっかけなんですね。
この事件、最大の問題点は『まほろば事業』が停止した事です。これは、小中学校に風車を立て、売電し、その収益の一部で地域通貨を発行し、生徒達の環境教育に使うという主旨でした。
『風と風車で電気が出来るんだよ』って夢一杯で目を輝かせていたであろう子供たちに、『風力発電では発電できない!』なんて思われてしまった失敗をどう取り返すのか、また取り返したのか。
次にこの事件と判決により、さらに日本国内で風力発電ビジネスが収縮していってしまうのではないかと心配してしまう。
風力発電機を建てるには、十分な検証期間が必要で、ベンチャー企業等が簡単に参入出来る分野ではない。最近では騒音クレーム、羽根が折れる、飛ぶ等危険に関する事件も頻発している。
しかし、そこは技術立国日本。垂直型風車の開発や、高機能蓄電システム等も開発されている。風速1m/sで発電出来る風車も出来るかもしれない。そうすれば太陽光とあわせ風力発電も、個人消費の対象になるかもしれない。後継者がいなく荒れ地になってしまう畑が、風力発電所となりエネルギーを供給する場に変身するかもしれない。
やはり、夢のある技術の研究開発は止めてはいけないし、足を引っ張っては行けない。
そういった面からも、原因はどうであれ、最先端技術を研究・開発する立場である大学が商売として販売したものが、技術的に結果を出す事が出来なかったというこの事実に対する責任は、非常に重い。
自然エネルギー開発の中で、風力発電という風を止めてはいけない!!

