円高対策を打たない理由

 
円高がとまりません。
 
というより、円高を促進させているようです。現政権責任者の声を聞くと、ますます、円高を進める方針のように見えてしまいます。
 
日本の国益を最優先に考えて 『やることはやっている』(by 菅首相) と発言しているのならば、
 
なぜ、円高を止めないのか? もしくは、まだ円高を進める理由はなにか?
 
を、自分なりに考えてみることにした!
 
 
一般的に、円高になるメリットは、消費者の購買意欲向上である。つまり、単純な輸入商品だけでなく、原材料等の調達コストが落ちることで、最終財の価格が下がる。そうすれば、消費者にメリットがある...はず...だった。
 
なぜ、『はず』かというと、現在の日本は長期デフレのまっただ中。説明しようとすると長文になるが、今はこれ以上価格が下がる事が、トータルでみてメリットがあるとは思えない。
 
ましてや、財政難で頭を抱える政府から見れば、より税収が落ち込む今回の円高は、当然歓迎したくないはず。
 
そう考えると、この一般的なメリットは、今の状況には当てはまらない様な気がします。
 
 
では、なぜなのか考え、結論を出してみた(あくまで個人的ですから)

  結論 : 日本国政府が目指しているのは資源ビジネスの確立だ  

このまま円高が進めば、輸出産業(国内で生産し海外に輸出する業態)が衰退することは間違いない。日産車も海外から逆輸入して国内販売している状態。
しかし、海外に進出し、海外で調達・生産し、商圏も広げる事が出来る企業にとっては、とてもありがたい状況だ。なにせ、海外企業の価格が、勝手に30%オフとかでバーゲンしてる状態だから。楽天のミキタニ社長も、円高を歓迎している一人だ。AppleとかGoogleとか買いたいと手を挙げる人がでるかもしれない。
 
そんな状況で、政府が円高を促進させてまで応援したい産業はなにかを考えてみたら、ずばり資源と食糧ということになった。
 
この2つの確保するために、日本は輸入に頼りきっている。つまり、この2つの確保は、日本の思う通りにならず、生命線になっている。だったら、30%オフのバーゲン中に資源と食糧確保の権利・マーケットを買いまくる体制と状況を支援してやろうと考えたのだ。
 
『ODAは止めだ!アジア進出資金支援法を成立させ、予算をそっちに回して海外企業を買いまくれ!』 って言ってるかも。
 
資源・食糧の今後の最大のマーケットは、ずばり『アジア』でしょう。中国・インドをはじめ、アジアで全人口の60%を占めてますから。食品の安全品質、味、加工技術、流通技術は世界トップ。アジアの拠点に調達・生産拠点を設ければ、アジアだけでなく、世界中で勝負する事ができる。ITでは無理だったけど、国際競争力を持ち、信頼と品質を備えた国際超優良企業を持つ最大のチャンスと踏んでいる!
 
日本国政府にとっては、法人税減税も組み合わせることで、雇用が生まれ、税収も増える。将来的な、食糧・資源の心配も当面解消される。農家の個別補償とかも考えなくてよくなるかも。さらに、不安定なアジア情勢の中、圧倒的な発言力を得る為にも、もってこいの政策だ。
 
『もう、大きな口はたたかせない!日本はアジアの食とエネルギーを握るんだ!』って、心で思ってるかも。
 
こんな美味しいタイミングはないと考えた政府と日銀。
 
既にこれくらいの風呂敷を広げ、大手食品メーカー・商社と話し合いが進んでいて、新しい日本の国際的地位を目指すことを実行してれば面白いかなぁ〜
 
って、想像してみました!
  
 
少なくとも、林業で日本(地域)再生すると発言するよりは夢も現実味もある気がしますが...。

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