財源論と借金の問題なんです

 
先日書いた『時は有事・餅は餅屋でお願いします』に対して、多くのコメントや意見を頂きましたので、もう少し突っ込んでみます。
 
意見で多かったのは、『バラマキはなんでダメなのか?』、『外国では大学も無料のところもあるじゃないか』といった、『大きな政府』に向けての政策に対して肯定的なものでした。
 
『ベーシックインカム』を推奨する私としては、『大きな政府』には肯定的です。ここで注意が必要なのが、大きな政府の定義ですね。私の言う大きな政府とは、社会保障が充実した国(自治体)を示します。
 
では、なぜ批判をしているかというと、民主党は大きな政府を目指している訳ではなさそうだからです。もっと言えば、何を目指しているのかが分からないんです。
 
なぜなら、財源論が盛り上がっていないから。
 
財源があるなら、子ども手当、個別補償、高校無償化、高速料金なんかもどんどんやればいいんです。
 
でもないんです、今は。
 
前にも書きましたが、財源を増やすには、広く国民から徴収できる間接税を中心に税率を上げて確保するしかないです。
 
なんでって思われる人も多いので、所得税率をあげた場合と比較してみましょう。例えば所得税を1%あげるといくら税収が増えるでしょう。せいぜい500億円です。消費税を1%あげれば、2.5兆円ですよ。今の日本の財政状況(借金地獄)を考えれば10兆、20兆単位でお金が必要なんだから、どっちが現実的か分かりますよね。
 
広く、多く集め、集まったお金を、低所得者層や医療・介護・教育といった分野に配分する仕組みを作るべきなんです。
 
そもそも、国民には低負担ででいいです(税金を上げません)といい顔をし、国は借金まみれ。そんな借金でつくられたお金で配られる手当を安心して使えますか?将来一気に高負担を強いられるかもしれない、今の社会保障制度自体が破綻するかもしれないって思えば、消費に回せる訳ないですよね。 
 
生活・社会保障への安心をあたえる力の大きさが、『大きな政府』か『小さな政府』かのバロメーターになります。財源があれば、大きな政府になることが出来ますが、夕張のように破綻してしまった自治体では、大きな政府は無理ですよね。
 
今、国にはお金がないんです。大きな政府(手厚い補償)に向かうなら、まずは、お金を集める必要があるんです。でも集め方を考えない。
 
だから、何を目指しているのかが分からないんです。
 
そうなると、手厚い補償なんて出来るはずがないのに、配ろうとしている。それはおかしいでしょ!配るお金はないんだから、もっと大切に、慎重に使いなさいよ!ってことですよ。
 
 
これから数十年間、皆さんには高負担をお願いします!
高負担頂くので、医療・介護・教育といった社会サービスにかかるコストは、徐々にではありますが、全て国で面倒を見るようにします。将来も最低限の社会サービスは全て受けられるようにしていきます。ただし、今まで見たいに、給付ではなく現物支給で我慢してください。
だから安心して、もらった給料はどんどん使ってください。そして、たくさん税金をおさめてください。皆さんがお金を使えば使った分、早く国が正常化します。
追伸:こうなってしまったのは、今まで自民党がやってきた借金での成長戦略を認めてきた皆さんなんだからね!

 
 
って、はっきり言う政治家が出てきたら大声で応援するんだけどなぁ。
 
 
本当の有事は、日本国政治の現場かもしれませんね・・・・。
 
次回、大きい政府、小さい政府の政策の違いを政党毎に整理します。
実は、民主党は小さい政府を訴えていたんですよ!!